個人差はありますが、小学生低学年から高学年に進むにつれて、漢字テストの得点が下がっていく傾向があります。
2年生から6年生までの期間、その学年で学ぶ新しい漢字の数に大きな差はありません。でも、高学年に新出してくる漢字は、その意味が難しくかったり、普段の生活であまり目にしなかったりすることが、漢字を覚えづらくしているかもしれません。
さらに、これらの理由に加えて、漢字そのものの画数が多くて覚えにくいというのが大きいのではないでしょうか。
そこで、漢字を覚えるために漢字用練習ノートを用意して練習書きをするわけですが、とにかくたくさん書けば覚えられると思い込んでいる小学生がとてもたくさんいます。これは小学生だけでなく、中学生にもみられる思い込みです。
確かに、全く書きの練習なしで漢字テストに臨んでも高い点数を得ることは無理です。でも、書く回数さえ増やせば覚えられるというものでもありません。通塾し始めた新人の小学生の中に、漢字をノートにただただ書きまくって練習している子を見かけると、もっと効率的に覚えるようにアドバイスします。
縦書き練習ではなく、横移動練習にするようにアドバイスします。(横書き練習ではないので、間違えないでください。)
具体的な方法は、次回に紹介します。
