
小学生が使う漢字練習用のノートは基本的に縦書きになっています。だから、練習は縦に続けて書き続けるようになりがちです。

しかし、この練習方法ではノートのますを埋めていく作業が目的になってしまって、覚えることがおろそかになる恐れがあります。
では、覚えるための練習はどうするのかというと、

まず、練習する漢字をすべてふりがなをつけて書き出します。
次に、下敷きを用意して、ふりがなだけが見えるように漢字を隠します。隠した漢字が思い出せるならその下に書き込めばいいし、もし思い出せなければ下敷きを横へ移動して漢字を見て下に書き写します。これを、横に繰り返していきます。

この方法で練習すれば、練習自体が確認テストになっているのです。ふりがなを見ただけで、横一列の漢字が書けるようになったら練習を終了すればよいわけで、すべてのますを埋め尽くす必要はないのです。
中学生になったら、さらに発展した漢字練習方法があります。またの機会に説明しようと思います。
学習の効率化は、練習の目的を明確にすることが大切です。