今回は3つ目の特長についてです。
好成績を維持する生徒たちは、計画を立てるのに長けているという特長があります。定期テストに向けての学習スケジュールや検定試験に向けてのスケジュール、夏休み期間の課題を進めるための予定表など、どれを取ってもよくできていて、今までの経験を踏まえた試行錯誤の跡が見られます。
スケジュール作成の熟練度はその期間が長期になるほど分かります。つまり、「今日出された明後日までの課題をどう進めるか」よりは「来月の定期テストの勉強をいつから始めてどう進めるか」を問いかけてみたほうが、その生徒の自己管理能力がよく分かります。
皆さんは、定期テストの学習計画をいつから作り始めますか。または始めましたか。
好成績を維持する生徒は、実は定期テスト終了直後に次のテストについて計画を立て始めています。本人たちにとっては何も驚くことではないのです。逆に何も計画しないで次に進むことはできないと思っています。
では、「どんな計画を立てるか」ですが、私の主観を含めたアドバイスをすると、長期のスケジュールを立てる場合、3点がポイントになると思います。一つ目のポイントは、最初から細かい計画を立てないことです。2つ目のポイントは、計画期間中に何度が修正を加えて行くことです。そして、3つ目のポイントは、テスト日から逆算して計画を立てることです。
計画は、自分のやりたいことをすべて詰め込みたくなります。でも、そのような計画はすぐに失敗してしまいます。そこで、優先事項を考えなければならなくなります。そこから逆算していくと今からテストまで何ができるかが見えてくるのです。
計画的な学習を進められる生徒たちは明らかに自己管理能力が高いと言えます。
